やぶ田ファーム

やぶ田ファームは、帯広市愛国町と御影町にあるおよそ5haの畑で
色々な野菜を作っています。

やぶ田ファームは自然栽培

やぶ田ファームの畑
写真は野原ではありません。やぶ田ファーム自慢の畑です
畝が見えなくなるほどの草と作物が元気よく生えています。

やぶ田ファームでは、2008年から
自然栽培(無農薬、無化学肥料、無有機肥料、不耕起)
に取り組んでいます。

人の体は「自然」でできています。
だから、自然に育った野菜が健康には一番。

なぜ薮田さんが栽培方法にこだわり始めたかと言うと、

「有機栽培をやっている先輩がおってね、その人の野菜がほんまにおいしくてね。
 まだ足元にも及ばんけど、有機栽培を始めたのは、それがきっかけ。」

(薮田さんは元関西人です)

なぜ肥料もやらず、耕しもせずにちゃんと野菜が育つのか、については、

「わからん。
 農薬を使わなくても雑草もそんなに生えてこんようになったし、虫もそうでもない。
 でも、玉ネギは育たんしね。
 (人間には)自然の謎は解けないでしょう。」

薮田さんは農家になる前、食品加工会社に18年間勤めていました。
今、自然栽培に取り組んでいるのも、その時の体験が理由の一つかも知れません。

自然栽培に取り組む薮田さん

私が薮田さんに聞いた話の中で一番心に残っているのは、

「草は土の中の足りない物を補うために生えてくる。」
「虫は、草の中の余計な物を食べて、自分の体と共に土にかえすために集まってくる。」

という言葉。

まるで、風の谷のナウシカの「腐海ができた理由」のようです。

やぶ田ファームの工夫

「スイートコーンと南瓜と豆類の種を同じ穴に蒔くと、
 豆が空気中の窒素を固定して、他の野菜に窒素を供給し、
 トウモロコシは豆の弦がつかまる支えとなり、
 南瓜は土を太陽の日差しから守る。」

南米では古くから行われている農法だそうです。
植物同士の共生の場を作ることで、人間の手をかけずに野菜は育ちます。

他にも、キク科とアブラナ科の野菜を近くに植えることで互いに良く成長できる、など、
植物の力を最大限に引き出す様々な工夫によって、おいしい自然な野菜を作っています。

また薮田さんは、畑を放置しているわけではありません。
毎日畑を見て回って、野菜たちに「元気に育てよ~」と優しく声をかけています。
ちょっとにわかには信じられないかもしれませんが
この声掛けが、畑の作物の成長のために意外なほど重要だそうです。

やぶ田ファームの野菜

やぶ田ファームは、北海道らしい大規模農業ではなく、数多くの野菜を少しずつ育てています。

ハウスで育つ色んな野菜の苗たち(5月)

ハウスで育つ色んな野菜の苗たち(5月)

薮田さんのカブをいただきました。

自然栽培で育てられたとても甘いカブ

掘りたてのカブは、とても甘く果物のようでした。

掘りたてのカブを、その場で皮をむいて頂きます

いつも思うことですが、野菜や果物はできるだけ採りたてで食べたいですね。

やぶ田ファームが取得した認定・賞など

やぶ田ファームの商品一覧

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