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にんにく作りのきっかけ
「黒にんにくってのが美味しいんだって！」
小倉さんが黒にんにくを作り始めたのは、そんな知り合いの一言がきっかけでした。
興味が湧いた小倉さんは、空いていた畑を使ってにんにくの栽培を始めることに。
面白そうだと思ったことは、どんどんやってみる小倉さん。
なんと、最初の年からにんにく栽培は成功だったそうです。
「でも乾燥させるのに失敗して、結局1年目はダメになっちゃった。」
にんにくは、乾燥させるときの管理が難しいんだとか。
「それで３年くらいしてかな、上手いこと出来た黒にんにくを食べてみたら
ほんと、びっくりするほど美味しくって。」
そのときの驚きが、黒にんにくづくりの原動力になっているという。
牛舎の目の前にあるにんにく畑
にんにくは、前年の秋に種にんにくを植えた後、冬眠期間に入ります。
北海道の冬の寒さが土の中の菌のバランスを整え、夏に向けて養分を蓄えさせることで
農薬の量が少なくて済むのだ、と小倉さんは言います。
そして、秋に芽を出したにんにく達は、翌年の7月上旬頃に収穫されます。
とれたてにんにくの泥を落とし、そのまま焼いて食べると、
ほくほくジューシーでとても美味しいとのこと。
掘り出したばかりのにんにく
普通、収穫したにんにくはすぐ乾燥させてしまいます。
その為とれたて生にんにくは、収穫期のわずかな間しか食べられない、
農家の人のひそかな楽しみなんだそうです。
うーん、私も機会があればぜひ一度食べてみたい。
黒にんにくの薄茶色の皮を剥くと
中から真っ黒なにんにくが顔をのぞかせます。
普段食べている乳白色のにんにくとは、まるで違う姿に驚かされました。
半分に切ってみると、中まで真っ黒！
真っ黒でつやつやとした見た目から、黒豆のような印象を受けました。
しかし、食べてみるとこれまた予想を裏切られます。
マンゴーやバナナのような、もったりとした食感。
鼻に抜けるほのかな酸味と、優しい甘みはフルーツとも野菜とも違う、
新しい美味しさでした。
皮を剥いた黒にんにく
「サプリメントとか、栄養ドリンクでも思うんだけど、
続けて飲んで健康に、っていうのあるでしょう。
でもどうせ続けるんなら、せっかくだし美味しいもの食べたいよね。
俺がそうだからさ。」
普段の健康のためにはもちろん、
小倉さんは、風邪で体調を崩した時などには、5～6片をバクバクッと食べるそうです。
私もインフルエンザで寝込んだ時にいただきましたが、
しぼんでいた身体に、ポッと火をつけてくれるような、優しい食べ心地でした。
2014年のにんにくはどうでした？
「良い出来です。
玉の大きさも揃っていて、糖度も高いので、
これを黒にんにくにしたらとっても甘いでしょうね。」
おいしい黒にんにくの食べ方
毎日1片ずつ、気軽に美味しく続けてほしいという小倉さん。
皮を剥いてそのままでも十分に美味しい黒にんにく。
一般的なにんにくと違って臭いが少ないので
朝からのエネルギーチャージにもばっちりです。
黒にんにく料理のレシピ
レシピ1：黒にんにくヨーグルト
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- 黒にんにくの皮をむきあらみじん切りにする。
- ヨーグルトにきざんだ黒にんにくをトッピング！
- お砂糖やメープルシロップやはちみつをお好みで。
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黒にんにくの優しい甘みが、ヨーグルトの酸味とピッタリ合います。
筆者は無糖ヨーグルトに黒にんにくをかけて
メープルシロップを少したらすのが好みです。
レシピ2：黒にんにくカナッペ
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- クラッカーの上にナチュラルチーズを乗せる。
- さらに黒にんにくの1/3片を乗せれば完成。
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お酒がググッと進むおつまみになります。
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生産者の紹介
4200頭の牛を飼うのみならず、畑もやり、さらに新商品の企画・開発・販売までも精力的にこなしていくトヨニシファームの小倉さん。
そんなバイタリティ溢れる小倉さんの情報は こちら を御覧下さい。
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